2009年07月05日
久留米が生んだ・・・・ひとくちメモ
「石橋正二郎・生誕120年を記念して」
4月から今日が最終日です。
「海の幸」 と 「わだつみのいろこの宮」
「帽子を持てる女」 と 「放牧三馬」 写りが悪くてすみません。
「メセナ」と言う言葉が、まだ知られていない時代
美術品を多くの人に見てもらい、ともに楽しみ、幸せを感じることに
情熱をかけ、収集してきたとされる石橋正二郎。
石橋美術館の中には、小学生の団体も来て
学芸員さんからの説明を受けています。
久留米出身で同じ歳、対照的な二人の画家の前では・・・・
「青木繁の(わだつみのいろこの宮)は、古事記の海幸彦・山幸彦をモチーフに
描いています。この絵を展覧会に出したけれど入選せず、その後
放浪の旅で28歳の生涯を終えています」
「坂本繁二郎は、学校の先生もしてました。一時はフランスで学びましたが
郷里の久留米へ戻って、九州で制作を続け
洋画会の巨匠と言われ、87歳で亡くなりました」
子ども達も、次々に展示室を見て回っています。
レンブラント・マネ・ピサロ・セザンヌ・ルノアール・モネ・ピカソ・・・・
多くの画家の本物の絵を一同に見ることで
タッチや色彩などの違いが分かり、自分の好みの絵も見えてくるでしょう。
子ども達の静かな中に、くいいるような目や指さす姿を見ながら
次世代に残した美への財産、大きな深い心に感動を覚えます。
母の里の久留米。
祖母によく似た顔立ちの写真に頭を下げ、美術館を後にしました。